2022年1月30日 日曜日
前回、私の主治医がいつも寄り添って患者の身になって考えてくださる、と書きました。
私が大学を出て全寮制の聖書学校に入学した時、舎監をされておられたのがK先生でした。
K先生は舎監をされる傍ら一つの教会の牧師もされておられました。
K先生は昼食は毎回取らずに、祈祷室で1時間お祈りされていました。
ある時、私は先生にこう尋ねました「先生何を祈っておられるのですか・・・」
K先生は「自分が牧会している教会の信徒のためにお祈りしています」
「祈っていると、そのお一人、お一人の問題が不思議と見えてくるのです」
教会に来られる方々に、その問題を聞かなくても見えてくる。そしてその方に寄り添うことが
できるという事です。
牧会においては、寄り添うということと祈るということは繋がっていることを、
45年以上前に聞いたことを思い出しました。