2010年5月22日(土)
日本のプロ野球も交流戦まっさかりですが、海を渡って向こうのメジャーリーグも交流戦のインターリーグが
今日からはじまりました。NYに互いに本拠地を置く、ヤンキース対メッツも互いのスタジアムが地下鉄でむす
ばれているので、サブウェーシリーズと呼ばれています。何と本日の試合は今年からメジャーに移籍した前
巨人の高橋尚成投手が今シーズン初先発しました。昨年度のワールドシャンピオンのヤンキース相手に
どこまで投げられるのかが興味深々でした。
何と高橋は6回を105球投げて0点に強打線を抑えたのです。圧巻の投球は3回表の一死二塁・三塁のピン
チで現選手の中でもっとも凄い選手である、あのデレク・ジータを迎えます。外野フライでも一点という場面
で高橋は初球iに外角低めのボールを投げます。二球目は内角低めで見逃しストライク、三球目も内閣低め
で見逃しストライク、四球目も内角低目を投げ、ジーターはファルをします。そして、第五球目、誰もが外角
の落ちる球と思っていましたが、何と内角低めに投げ、ジーターは見逃しのストライク三振に倒れました。
140キロ前半のストレートの球速の高橋が見せた投球術でした。実に丁寧に、丁寧に低め、低めと投げ
続ける35才の高橋に、これからも頑張ってほしいと思います。
そういえば、彼は今年2月になってようやくメッツとマイナー契約を結びまし。オープン戦で結果を出すと先発
ローテ入りこそ逃したが開幕前にメジャー昇格を果たし、メッツで11人目の日本人メジャーリーガーとなった
のです。そして、本日初先発をしました。
160キロの速球を投げるメジャーリーグで、もう一人140キロにも満たない球速で今年も活躍している
投手がいます。それは、二年続けてナジョナルリーグのチャンピオンチームのフィラデルフィア・フィリーズの
ジェミー・モイヤー投手です。何と彼は今年で48歳、1986年の私が厚木に来たときからメジャーで投げ
続けて24年です。今年も既に5勝をあげています。5月8日のブレーブス戦は9回を完投、2安打0点に
抑えました。彼も丁寧に、丁寧に低目をつく変化球が勝負球です。
このベテラン二人を通して思うことは、丁寧に、丁寧にということです。
今の教会はそれが欠けているように思えるのは私だけでしょうか・・・
牧師が講壇からみ言葉を語り、牧師は語る人、信徒は聞く人と一方的になり、聞くほうは何も言えず・・・
み言葉だから従うべきだという牧師側・・・
一方信徒の側は、口では「先生」と呼ぶけれども、若い牧師夫妻を教会の留守番ぐらいの給与で十分だと
思っている・・・
そこには、互いの丁寧さが全く見えてこないような現実があるのではないかと心配します。
別に人々から、びっくりされるような早い球を投げなくてよい、それは、まったくコントロールのない球
むしろ、遅い球でいい、その一球、一球を丁寧に投げていけば、それは実を結ぶのではないのでしょうか
時間はかかっても・・・